JavaScriptのMathオブジェクト atan2(y, x) メソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのMathオブジェクトのatan2(y, x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのMathオブジェクトとは?

math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのMathオブジェクトのatan2(y, x)概要

Math.atan2(y, x)は、x軸とy軸のなす角度をラジアンで返します。

構文、使い方

構文:Math.atan2(y, x)

使い方:引数yとxを渡し、その2点間の角度をラジアン単位で返します。

引数について

引数として、y軸とx軸の位置を指定します。

返り値について

Math.atan2(y, x)は、座標(x, y)を原点としたときの角度をラジアンで返します。

このメソッドを利用した便利なテクニック

Mathオブジェクトのatan2(y, x)は、2つの引数を受け取り、それらの引数を使用して、2つのベクトル間の角度を求めることができます。

このテクニックを使用すると、2つの点間の角度を求めることができ、それを使用して、2つの点間の距離を求めることもできます。

また、2つのベクトル間の角度を求めることにより、2つの点間の方向を求めることもできます。

現場で実際にどのように使われているか

Mathオブジェクトのatan2(y, x)は、2つの引数を取り、それらを使用して2次元空間内の任意の2点間の角度を計算するために使用されます。

これは、ゲーム開発などの2Dグラフィックスアプリケーションで使用されることが多く、特定のオブジェクトを他のオブジェクトに向かって移動させるために使用されます。

JavaScriptのMathオブジェクトのatan2(y, x)と一緒によく使われる処理

atan2(y, x)は、座標(x, y)の角度をラジアンで返す関数です。

そのため、atan2(y, x)は、座標を持つオブジェクトの向きを計算する際などによく使われます。

使用する上での注意点

– 引数の順番に注意する。

atan2(y, x)として、yが最初の引数、xが2番目の引数であることを覚えておく。

JavaScriptのMathオブジェクトのatan2(y, x)と似た処理のJSメソッド、違い

Math.atan2(y, x) と Math.atan(y/x) は似ていますが、違いがあります。

  • Math.atan2(y, x) は、x と y の値によって結果が変わります。
  • Math.atan(y/x) は、x と y の値に関係なく、常に同じ結果を返します。

JavaScriptのMathオブジェクトのatan2(y, x)を使ったサンプルコードの紹介

Mathオブジェクトのatan2(y, x)を使ったサンプルコード1

 

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Mathオブジェクトのatan2(y, x)を使ったサンプルコード2

 

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JavaScript Mathオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
abs(x) xの絶対値を返します JavaScriptのMathオブジェクト absメソッドの使い方
acos(x) ラジアンのXのアークコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acosメソッドの使い方
acosh(x) xの双曲線アルコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acoshメソッドの使い方
asin(x) ラジアンでXのアークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinメソッドの使い方
asinh(x) xの双曲線アークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinhメソッドの使い方
atan(x) -PI/2とPI/2ラジアンの間の数値としてXのarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atanメソッドの使い方
atan2(y, x) その議論の商のarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atan2メソッドの使い方
atanh(x) xの双曲線の角膜を返します JavaScriptのMathオブジェクト atanhメソッドの使い方
cbrt(x) xの立方体を返します JavaScriptのMathオブジェクト cbrtメソッドの使い方
ceil(x) Xを返し、最寄りの整数に上方に丸みを帯びます JavaScriptのMathオブジェクト ceilメソッドの使い方
cos(x) xのコサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト cosメソッドの使い方
cosh(x) xの双曲線コサインを返します JavaScriptのMathオブジェクト coshメソッドの使い方
exp(x) 例の値を返します JavaScriptのexpオブジェクト absメソッドの使い方
floor(x) Xを返し、下方に下向きに最寄りの整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト floorメソッドの使い方
log(x) xの自然対数(ベースE)を返します JavaScriptのMathオブジェクト logメソッドの使い方
max(x, y, z, …, n)
数値を最高の値で返します JavaScriptのMathオブジェクト maxメソッドの使い方
min(x, y, z, …, n) 数値を最低値で返します JavaScriptのMathオブジェクト minメソッドの使い方
pow(x, y) xの値をyの力に返します JavaScriptのMathオブジェクト powメソッドの使い方
random() 0〜1の間の乱数を返します JavaScriptのMathオブジェクト randomメソッドの使い方
round(x) xを最も近い整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト roundメソッドの使い方
sign(x) xが負、null、または正の場合に戻ります(-1、0、1) JavaScriptのMathオブジェクト signメソッドの使い方
sin(x) xのサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト sinメソッドの使い方
sinh(x) xの双曲線サインを返します JavaScriptのMathオブジェクト sinhメソッドの使い方
sqrt(x) xの平方根を返します JavaScriptのMathオブジェクト sqrtメソッドの使い方
tan(x) 角度の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanメソッドの使い方
tanh(x) 数の双曲線の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanhメソッドの使い方
trunc(x) 数字(x)の整数部分を返します JavaScriptのMathオブジェクト truncメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのagan2メソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。

Math.atan2() - JavaScript | MDN
Math.atan2() 関数は、Math.atan2(y, x) に対して点 (0, 0) から点 (x, y) までの半直線と、正の x 軸の間の平面上での角度 (ラジアン単位) を返します。
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