JavaScriptのMathオブジェクトのtanh(x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。
JavaScriptのMathオブジェクトとは？
math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。
それでは、次に本題の説明に移ります。
JavaScriptのMathオブジェクトのtanh(x)概要
tanh(x)は、xを引数として受け取り、xをハイパボリックタンジェント関数で変換した値を返すJavaScriptのMathオブジェクトの関数です。
構文、使い方
構文: Math.tanh(x)
使い方: xに数値を入力し、tanh関数の値を取得する。
引数について
tanh(x)は、引数xに実数を指定します。
返り値について
tanh(x)は、xの値をハイパボリックタンジェント関数に入力して、その結果を返すJavaScriptのMathオブジェクトの関数です。
返り値は-1から1までの値です。
このメソッドを利用した便利なテクニック
Mathオブジェクトのtanh(x)は、xの値を-1から1の範囲に正規化するために使用できます。
これは、データを正規化して、異なるデータセットを比較したり、機械学習アルゴリズムを実行したりする際に便利です。
現場で実際にどのように使われているか
Mathオブジェクトのtanh(x)は、ニューラルネットワークのアクティベーション関数として使用されています。
tanh(x)は、入力された値xに応じて、-1から1までの値を出力します。
これは、ニューラルネットワークをトレーニングする際に、入力された値を正規化するために使用されます。
JavaScriptのMathオブジェクトのtanh(x)と一緒によく使われる処理
Math.exp(x)と一緒に使われることが多いです。
tanh(x)は、指数関数を使って定義されているためです。
Math.exp(x)を使用することで、tanh(x)を簡単に計算できます。
使用する上での注意点
– tanh(x)はxが±∞の場合は±1を返します。
– tanh(x)はxが±1の場合は±0.7615941559557649を返します。
JavaScriptのMathオブジェクトのtanh(x)と似た処理のJSメソッド、違い
Math.sinh(x)とMath.cosh(x)と似ていますが、下記の違いがあります。
- tanh(x)はsinh(x)とcosh(x)を使用して計算されます。
- tanh(x)はxの値を-1から1の範囲に正規化します。
- sinh(x)とcosh(x)はxの値をそのまま返します。
JavaScriptのMathオブジェクトのtanh(x)を使ったサンプルコードの紹介
Mathオブジェクトのtanh(x)を使ったサンプルコード1
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// tanh(x)を使ってxを-1から1の範囲に収める let x = 2; let result = Math.tanh(x); console.log(result); |
Mathオブジェクトのtanh(x)を使ったサンプルコード2
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// tanh(x)を使ってxを-1から1の範囲に収める let x = -2; let result = Math.tanh(x); console.log(result); |
Mathオブジェクトのtanh(x)を使ったサンプルコード3
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// tanh(x)を使ってxを-1から1の範囲に収める let x = 0; let result = Math.tanh(x); console.log(result); |
JavaScript mathオブジェクトの他メソッドについて
JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください
また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのtanhメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。
