JavaScriptのNumberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方 メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。
JavaScriptのNumberオブジェクトとは?
JavaScriptのNumber オブジェクトは、整数または浮動小数点数といった数値の日付を表します。
ブラウザでは、数値リテラルを自動的に数値クラスのインスタンスに変換するので、Numberオブジェクトについて心配する必要はありません。
それでは、次に本題の説明に移ります。
JavaScriptのNumberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方 概要
toExponential(x) メソッドは、数値を指定した桁数の指数表記に変換します。x は、小数点以下の桁数を表します。
構文、使い方
構文:
NumberObject.toExponential(x)
使い方:
NumberObjectを指定した指数表記に変換します。xには指数部の桁数を指定します。
引数について
引数xは、小数点以下の桁数を指定する正の整数です。
返り値について
NumberオブジェクトのtoExponential(x)メソッドは、数値を指数表記で表した文字列を返します。
xは、小数点以下の桁数を指定します。
このメソッドを利用した便利なテクニック
NumberオブジェクトのtoExponential(x)メソッドを使うと、数値を指定した桁数で表示することができます。
例えば、次のようなコードを使用すると、数値を小数点以下3桁で表示することができます。
1 2 |
var num = 123.456; console.log(num.toExponential(3)); // ""1.235e+2"" |
現場で実際にどのように使われているか
NumberオブジェクトのtoExponential(x)メソッドは、数値を指定された指数表記に変換するために使用されます。
例えば、次のコードは、数値12345を指数表記に変換します。
1 2 3 |
var num = 12345; var result = num.toExponential(2); console.log(result); // 1.23e+4 |
JavaScriptのNumberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方 と一緒によく使われる処理
NumberオブジェクトのtoExponential(x)メソッドは、数値を指定した指数表記に変換するために使用されます。
そのため、一緒によく使われる処理は、数値を指定した桁数で表示するためのtoFixed(x)メソッドです。
なぜなら、toFixed(x)メソッドは、数値を指定した桁数で表示するために使用されるためです。
使用する上での注意点
NumberオブジェクトのtoExponential(x)メソッドは、数値を指定した桁数で指数表記します。
注意すべき点として、引数xに指定する値は、0以上の整数である必要があります。
また、指定した桁数よりも大きな数値がある場合は、小数点以下の桁数を切り捨てることになります。
JavaScriptのNumberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方 と似た処理のJSメソッド、違い
toFixed(x) メソッドと似ていますが、下記の違いがあります。
- toFixed(x) メソッド:数値を指定した桁数で四捨五入します。
- toExponential(x) メソッド:数値を指定した桁数で指数表記に変換します。
JavaScriptのNumberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方 を使ったサンプルコードの紹介
Numberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方1
1 2 3 4 |
// 数値を指定して指数表記に変換 let num1 = 5.5; let result1 = num1.toExponential(2); console.log(result1); // 5.50e+0 |
Numberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方2
1 2 3 4 |
// 数値を指定して指数表記に変換 let num2 = 0.000055; let result2 = num2.toExponential(3); console.log(result2); // 5.500e-5 |
Numberオブジェクト toExponential(x) メソッドの使い方3
1 2 3 4 |
// 数値を指定して指数表記に変換 let num3 = 123456; let result3 = num3.toExponential(4); console.log(result3); // 1.2346e+5 |
JavaScript Numberオブジェクトの他メソッドについて
JavaScriptのNumberオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください
メソッド名 | 機能 | リンク |
isFinite() | 値が有限数かどうかを確認します | JavaScriptのNumberオブジェクト isfiniteメソッドの使い方 |
isInteger() | 値が整数であるかどうかを確認します | JavaScriptのisIntegerオブジェクト isIntegerメソッドの使い方 |
isNaN() | 値がnumber.nanであるかどうかを確認します | JavaScriptのNumberオブジェクト isNaNメソッドの使い方 |
isSafeInteger() | 値が安全な整数であるかどうかを確認します | JavaScriptのNumberオブジェクト isSafeIntegerメソッドの使い方 |
parseFloat() | 文字列を解析しますanは番号を返します | JavaScriptのNumberオブジェクト parseFloatメソッドの使い方 |
parseInt() | 文字列を解析すると、整数が返されます | JavaScriptのNumberオブジェクト parseIntメソッドの使い方 |
toExponential(x) | 数値を指数表記に変換します | JavaScriptのNumberオブジェクト toExponentialメソッドの使い方 |
toFixed(x) | 小数点以降にx数の数字で数字をフォーマットします | JavaScriptのNumberオブジェクト toFixedメソッドの使い方 |
toLocaleString() | ロケール設定に基づいて、数値を文字列に変換します | JavaScriptのNumberオブジェクト toLocaleStringメソッドの使い方 |
toPrecision(x) | 数字をxの長さをフォーマットします | JavaScriptのNumberオブジェクト toPrecisionメソッドの使い方 |
toString() | 数字を文字列に変換します | JavaScriptのNumberオブジェクト toStringメソッドの使い方 |
valueOf() | 数のプリミティブ値を返します | JavaScriptのNumberオブジェクト valueofメソッドの使い方 |
また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているNumberオブジェクトのtoExponentialメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。