Ethereum(イーサリアム)のローカル開発環境であるHardhatのインストール手順を記載します。
Hardhatとは?
Hardhatは、Solidityなどで開発したイーサリアムのスマートコントラクト、Dappsをコンパイル、Deploy、テストするためのイーサリアム開発環境です。
Hardhatをインストールしてイーサリアムのローカル環境を整えれば、スマートコントラクトと Ethereum ノードの操作が容易になります。
Hardhatのホームページはこちら→https://hardhat.org/
イーサリアムの開発環境としては、TruffleやGanacheが非常に有名ですが、筆者は現在このHardhatを利用しています。
もともとTruffleを利用していましたが、Hardhatを推す声をツイッターでよく見かけるようになったので、試しにHardhatに乗り換えてみました。
そして、今ではHardhatが一番良いイーサリアムの開発環境なのではないかと思うようになっています。
この記事で紹介しますが、Hardhatの環境構築が非常に簡単です。
一瞬で終わります。
また、プラグインも多く用意されていて、個人的に非常にありがたいのがjavascriptに似たConsole.log()も提供しています。デバック時によく利用しますよね。
これからスマートコントラクトを使って何かを作ってみたいと思うなら、Hardhatで開発環境を整えるのが良いのではないかと個人的に思っています。
Hardhatのインストール
では、本題のHardhatのインストール手順に移ります。
前提条件としてHardhatをインストールするには下記ツールが必要です。
前提条件:
- Node.js,NPM
- CLI/ターミナル
それでは始めましょう。
まず、Hardhatをインストールするためにフォルダを作成します。
新しいプロジェクト ディレクトリを作成しましょう。
下記例ではフォルダ名をHardhatProjectとしています。
フォルダを作成したら、そこに移動します。
このフォルダにインストールを実施します。
npm install -d hardhatと入力し、Enterを押してください。
次にHardhatを利用するうえで必要なパッケージをインストールします。
ここでは下記二つのパッケージをインストールしています。
- Ethers.js
- Waffle
しばらくすると、hardhatおよびパッケージのインストールが完了します。
次にHardhatの開発環境の初期化を行います。
npx hardhatと入力し、Enterを押しましょう。
下記のように What do you want to do? …と表示されるので、Create a JavaScript projectを選択してEnterを押します。
しばらくすると初期化が完了し、下記フォルダが作成されます。
おつかれさまでした。
以上で、Hardhatのインストールは終了です。
いかがだったでしょうか。非常に簡単ですよね。