JavaScriptのStringオブジェクトのrepeat()メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。
JavaScriptのStringオブジェクトとは？
JavaScript（JS) のStringオブジェクト（文字列）は、他の言語と比べて、動的なデータ型として定義されています。
そして、 他のプログラミング言語 (C 言語など) とは異なり、文字列のメソッドが豊富に用意されています。
また、文字列と数値を効率的に相互変換する方法も提供されています。
事前に定義されたメソッドを利用して文字列操作が容易に出来る点も他言語と比べても有利な点ですが、他の言語と比べて一部の文字列処理が遅くなることがあるとも言われています。
それでは、次に本題の説明に移ります。
JavaScriptのStringオブジェクトのrepeat()概要
Stringオブジェクトのrepeat()は、指定した文字列を指定した回数分繰り返した新しい文字列を返します。
構文、使い方
構文: string.repeat(count)
使い方: 指定した文字列を指定した回数分繰り返した新しい文字列を返します。
引数について
repeat()の引数は、繰り返し回数を表す正の整数です。
返り値について
Stringオブジェクトのrepeat()は、指定した回数分文字列を繰り返した新しい文字列を返します。
このメソッドを利用した便利なテクニック
Stringオブジェクトのrepeat()を使うと、文字列を指定した回数繰り返して新しい文字列を作成することができます。
例えば、次のようにして、文字列を繰り返して新しい文字列を作成することができます。
|
1 |
""Hello "".repeat(3) // ""Hello Hello Hello "" |
現場で実際にどのように使われているか
Stringオブジェクトのrepeat()は、文字列を指定した回数繰り返した新しい文字列を返すメソッドです。
実際に使われる例としては、文字列を指定した回数だけ繰り返して表示するといった用途があります。
JavaScriptのStringオブジェクトのrepeat()と一緒によく使われる処理
Stringオブジェクトのrepeat()を使用すると、文字列を指定した回数繰り返して新しい文字列を作成できます。
そのため、文字列を繰り返し表示するためによく使われます。
使用する上での注意点
– repeat()はES6以降で使用可能であるため、古いブラウザではサポートされていない可能性があります。
– 引数に指定した回数が大きすぎると、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
JavaScriptのStringオブジェクトのrepeat()と似た処理のJSメソッド、違い
String.prototype.padStart()と似ていますが、下記違いがあります。
- String.prototype.repeat()：文字列を指定した回数繰り返した新しい文字列を返します。
- String.prototype.padStart()：文字列の先頭に指定した文字列を指定した長さまで繰り返して追加します。
違い：repeat()は文字列を指定した回数繰り返しますが、padStart()は文字列の先頭に指定した文字列を指定した長さまで繰り返して追加します。
JavaScriptのStringオブジェクトのrepeat()を使ったサンプルコードの紹介
Stringオブジェクトのrepeat()を使ったサンプルコード 1
|
1 2 3 |
let str = 'Hello'; let result = str.repeat(3); console.log(result); |
Stringオブジェクトのrepeat()を使ったサンプルコード 2
|
1 2 3 |
let str = 'World'; let result = str.repeat(2); console.log(result); |
JavaScript stringオブジェクトの他メソッドについて
JavaScriptのmapオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください
また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているstringオブジェクトのrepeatメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。
