投資界隈で使われているFOMO (Fear Of Missing Out) とは?

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abstract background of futuristic technology FOMO fear of missing out in Stock and cryptocurrency market

投資界隈、特に海外でよく使われているFOMOについて解説します。

FOMOとは?

FOMOとは、Fear Of Missing Outの頭文字を取った言葉です。

この言葉の意味は、自分が居ない間に他の誰かが有益な経験をするかもしれない、もしくは、しているかもしれないと不安に襲われることを意味する言葉です。

仮想通貨界隈では、たびたび高騰したコインを手に入れておらず見逃すことへの恐怖として利用されています。

例を挙げてみましょう。

普通に働いても決して得られることが出来ないようなくらい暴騰することが仮想通貨界隈では度々起こります。そうしたコインに対して、ツイッターなどで話題に上がることがあります。

2021年に50万倍になったSHIBコインなどが良い例と言えるでしょう。

こういった話題になり高騰したコインを自分が持っていない、または暴騰するかもしれないコインを見逃してしまうという恐怖に対してFOMOという言葉は使われています。

仮想通貨トレーダの多くは、このような状況に陥る事を恐れています。株や為替界隈でも使われる言葉ですが、仮想通貨界隈が特に顕著であるため、仮想通貨界隈でよく使われている言葉です。

このFOMOがあるがためによく理解もせずよくわからないコインを購入してしまったり、後から見たらATHの価格で購入してしまいその後暴落してしまうというような事が度々発生しているのです。

FOMOは特に若い人の間で顕著に感じる事があり、実際の生活に影響を与えるとも言われています。最悪、うつ病などになってしまう人などもいるほどです。

あまり良い言葉ではないですが、実際に筆者も仮想通貨界隈に身を置くものとしてFOMOは身近なものだと感じています。

筆者が体験したFOMOの実例

実際に筆者もFOMOをよく体感することがあります。

特にFOMOを強く感じたのは2021年のバブル相場です。

2021年、Dogecoinというミームコインが暴騰しました。テスラのElon Muskがツイッターで発言するたびにDogeコインが暴騰したのですが、当時筆者はDogeを保有しておらず、暴騰を繰り返すたびにDoge保有者をうらやましく思いました。

また、SHIBコインもDoge以上に暴騰しSHIBに対しても同じような思いを抱きました。SHIBに関してはもともと存在自体は知っていたのですが、価格があがるはずがないと無視していたのにもかかわらずたった1年で50万倍にまで暴騰したのです。

本当にあり得ないくらい暴騰したコインが多かったのでおそらく筆者だけでなく、仮想通貨ユーザ多くの人の間で2021年はFOMOを引き起こしていたと思います。

そして、そんな経験をしてしまったがためにMemeコインだとわかっていながら、自分のポートフォリオに入れてしまうということも経験しました。しかし、価格は全く振るわず、結果的に損失を出してしまったこともあります。

FOMOがあったがために冷静さを欠いてしまい投資に失敗してしまったのです。

FOMOを回避するには?

次に筆者が考えるFOMOを回避する方法について記載したいと思います。

FOMOからの不安を避けるための最良の方法の1つは、学ぶことだと思います。

FOMOがあったがために、2022年5月11日に1ドルから無価値にまでなったUSTおよびLUNAのクラッシュで損失を出した人もいるではないでしょうか。

パニックに陥ったとき、損失を出した後、振り返りをすることが次の投資を行う上で重要だと思います。FOMOの原因を特定し、FOMOを回避することによって次のバブル相場を迎える時に役に立てたいと思います。

次のトレンドの大きな動向を追う

まずFOMOを回避するためには次のトレンド、バブルの起点となりそうなものが何になるのか調査することが重要です。

2017年のバブル相場はICOトークンが起点に、2021年のバブル相場はDeFiトークンが起点になりました。バブル相場であればそのトークン、プロジェクトが画期的なものでなくてもトレンドに乗っていれば暴騰をすることが多いです。

次に来るバブルが何を起点に起こるのか?イーサリアムのLayer2なのか?マルチチェーン対応したブロックチェーンなのか?等、大きなトレンドを追っておけばFOMOを回避することが出来るでしょう。

時間をかけて投資対象を調査する

次に何がトレンドになるかは誰にもわかりません。

ただ、情報を根気よく追っていればどういった技術、コインがトレンドになりやすいのか感度が高くなっていくはずです。

バブルが始まってからではなく、冬の時代と言われるときから入念に時間をかけて調査していけばFOMOを回避できる確率は高くなるでしょう。

2017年多くの詐欺ICOトークンが売りに出されました。ICOトークンの80%は詐欺であったとも言われています。その多くは現在では稼働していません。

仮想通貨は多くの詐欺コイン、詐欺プロジェクトがあるので、FOMOを回避するためだけでなく、投資を行う上でも時間をかけて調査、研究していくことは必須ともいえます。

信頼できるメディア、インフルエンサーから情報をフォローする

自分で情報を追う、調査をすると言っても仮想通貨、ブロックチェーンの技術は深く、またトレンドの移り変わりは激しい為、情報を追うことは容易ではありません。

そういったときに役に立つのが優良な情報を発信しているサイトやインフルエンサーを追うことだと思います。

日本であれば、Hashhubリサーチが良質かつトレンドを把握した情報を発信しているのでチェックしてみると良いかもしません。

常に暴騰するコインを保有しておくことはできない、FOMOを受け入れる事

次にFOMOを回避するうえで重要な考え方はFOMOを受け入れる事です。

2021年多くのコインが暴騰しましたが、SHIBコインなどのミームコインが暴騰するなど誰が想像できたのでしょうか?

おそらくほとんどの人が想像できなかったに違いありません。どんなに勉強していても、情報感度を高くしていてもFOMOの状況に陥ってしまうことは致し方無いのです。

常に収益性の高い投資など誰にもできないということです。これを理解しておき、FOMOを受け入れる事も重要な考えだと思います。

市場が周期的であることを理解しておくこと

また、長期投資と割り切って本当に自分が将来性があると思えるコインに投資することも重要だと思います。

仮想通貨は今までにも暴騰、暴落を繰り返してきました。

例え今回バブルに乗れなかったとしても、またいつか来ると考えて勉強しておくことが重要なのです。

ネットで使われていたFOMO

ネットで使われていたFOMOを紹介します。仮想通貨だけでなく米国株投資家などの間でも使用されています。

2022年は金利、CPIに関連した相場でFOMOが多発していた時期ともいえるかもしれません。

さいごに

FOMOは、暗号通貨投資に限らず、投資界隈全般で利用されている言葉です。

見逃すことの恐怖は、誰もが感じやすいことではありますが、自分の目的をしっかり持ってFOMOを回避しつつ冷静になって投資することが重要なのだと思います。

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