投資界隈で使われているDiamond Hands💎🤲の意味

資産運用

投資界隈で使われているDiamond Handsについて記載します。

Diamond Handsとは何か

Diamond Hands(読み:ダイヤモンドハンド)は、海外のSNSサイトであるRedditのR/WallstreetBetsコミュニティで作られた言葉です。

暗号通貨投資だけでなく、株投資家の間でも使われている言葉で特に2021年1月のミーム株に対してよく使われるようになってから広まった言葉です。

言葉だけでなく💎🤲という絵文字だけで表現することもあります。

絵文字の形で描かれている「ダイヤモンドの手」は、ダイヤモンドのように在庫が貴重になるまで保持し続けている意味を持ち、自身が所有するリスクの高い株や資産に対して耐性を持っている事を意味しています。

ビットコイナーの間で広く使われているHodlと意味は似たようなものです。Hodlは株投資家の間では一般的ではありませんが、Diamond Handsはよく利用されています。

あのイーロンマスクもTeslaは💎🤲を持っているというツイートをしたことがあります。

これもまぎれもなくDiamond Handsを表しています。

このツイートは一体何に対して使われたのか定かではないのですが、2021年初頭にテスラはビットコインを大量購入しました。

そして、2021年5月から始まった暴落時にこのツイートをしたため、おそらくビットコインに対して行われたDiamond Handsの意思表示であったと思われています。

(なお、2022年現在テスラは自社で保有していたビットコインの大半を既に売却していますw)

基本的に下げ相場、ブル相場で利用されることが多く株や資産を売ったりしない意思表示を表している意味合いがあります。

長期投資と考えている投資家には良い言葉のように思えるかもしれません。

しかし、大型株やボラティリティが低い安定している株や資産に対しては使われることは少なく、ボラティリティが高く、不安定な資産を保持している場合に使われることが多いのです。

新興企業の株や仮想通貨全般などのハイリスク資産に対して使われることが多いのが実情なのです。

別の言い方をすると暴落をしているにもかかわらず、損切りせず資産を手放さないため、結果的に塩漬け、頑固さを表している事の裏付けともいえるかもしれません。

また、Diamond Hands戦略を好むのはハイリスクを好む40歳以下の若年層に多いと言われています。

将来性が不確実な資産を持ち続けているとも言えるかもしれませんが、このDiamond Handsを示すことによって、不屈の強さを表しているとされています

Diamond Handsが有効だったケース

Diamond Handsですが、投資の戦略として今までに有効だったと言えるケースがあります。

それは、アメリカ株とビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨の2つです。

アメリカ株は1900年初頭から今までずっと上がり続けてきました。

世界大恐慌、ブラックマンデー、ドットコムバブル、リーマンショックなど多くの暴落を経験してきましたが、結果的にアメリカ企業は利益を上げ続け株価も暴落から立ち直り過去の高値を更新してきました。

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨も2013年、2017年などの暴落から価格を持ち直し、高値を更新してきました。

この二つの投資対象に対しては、Diamond Hands戦略をしていれば結果的に利益を出していたと言えるでしょう。

しかし、新興企業の株式やその他の資産ではそうではありません。日本株に対してもダイアモンドハンド戦略を取っていたとしても失敗していたと言えるかもしれません。

ほとんどの投資対象は暴落したまま、回復しなかったり、以前の高値を更新できずにいるのが実情です。

特に暗号通貨の一部に対しては顕著であり、ICOしたトークン、NFTなどは無価値になっていることはざらです。

よって、Diamond Handが有効なケースと失敗するケースがあるという事を理解しておくことがこの戦略を取るうえで重要なことになるのです。

Diamond Handsの投資戦略をする上で重要なこと

なぜ投資するのか考えてから投資する事、DYOR

なぜ、投資するのかしっかり調査して自分で調べて投資する事が重要です。

DYORという概念があり、暗号通貨界隈でも広く一般的に使われています。

2つの意味で使われるDYOR(Do Your Own Research)について
資産運用や投資をする上で重要な考え方があります。 それが、DYORという考え方です。 この言葉は、よくTwitterなどで目にします。 これは、Do Your Own Researchの頭文字をとった略語で構成された言葉で...

たとえ、自分が投資した対象がハイリスクで世間一般に良く思われていなくても自分が調査して納得した投資対象であれば、下げ相場になったとしても精神的な苦痛も少なくDiamond Handsをしていられると思います。

本当にその投資対象がダイアモンドに値するのかどうか、周りの意見ではなく自分で見極めてから投資するのが重要です。

自信過剰に陥らないこと

また、どんだけ投資対象が優れていたとしても、自信過剰に陥らず、損切り、見切りをつける事も投資をするうえで重要です。

人々は自分が考えているよりも愚かであり、自分の投資対象が素晴らしい。市場が付ける価値が間違っているなど過信することはないようにしましょう。

Diamond Handsは塩漬けと同義にもなりかねないので、そういった状況に長期間陥ってしまうと他の投資対象を見逃す機会損失にもなりかねません。

かならず成功すると過大評価せず、時には見切りをつけてDiamond Handsせず、失敗を受け入れて次に進むことも重要なのです。

投資対象が本当にダイアモンドになるのか?Diamond Handsに値するのかを考えて自分のポートフォリオにその投資対象を組み入れていくことが重要なのです。

ネットでみかけたDiamond Hands

最後にネットで見かけたDiamond Handを紹介します。

ビットコイナーのTerukoさんがDiamond Handsマガジンとしてビットコインに関するまとめニュースを配信しています。

ビットコインに対してダイアモンドハンドが使われている事が多いです。

また、BitcoinのLightning NetworkのプロジェクトしてDiamond Handプロジェクトという名前が付けられていたりもします。

 

 

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