JavaScriptの文字列(String) charCodeAtメソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのStringオブジェクトのcharCodeAt()メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのStringオブジェクトとは?

JavaScript(JS) のStringオブジェクト(文字列)は、他の言語と比べて、動的なデータ型として定義されています。
そして、 他のプログラミング言語 (C 言語など) とは異なり、文字列のメソッドが豊富に用意されています。
また、文字列と数値を効率的に相互変換する方法も提供されています。
事前に定義されたメソッドを利用して文字列操作が容易に出来る点も他言語と比べても有利な点ですが、他の言語と比べて一部の文字列処理が遅くなることがあるとも言われています。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのStringオブジェクトのcharCodeAt()概要

charCodeAt()は、文字列内の指定した位置の文字のUnicodeコードポイントを取得するJavaScriptのStringオブジェクトのメソッドです。

構文、使い方

使い方: 文字列のindex番目の文字のUnicodeコードポイントを返す。

indexが文字列の長さを超えている場合はNaNを返す。

引数について

charCodeAt()の引数は、文字列の中の何番目の文字を取得するかを指定するインデックス番号です。

返り値について

charCodeAt()は、文字列内の指定した位置の文字のUnicodeコードポイントを返します。

このメソッドを利用した便利なテクニック

StringオブジェクトのcharCodeAt()を使うと、文字列の任意の位置にある文字のUnicodeコードポイントを取得することができます。

これを使うと、文字列をループ処理して、文字列内の文字を1文字ずつ処理することができます。

現場で実際にどのように使われているか

charCodeAt()は、文字列の1文字目から指定した位置の文字のUnicodeコードポイントを取得するために使用されます。

例えば、文字列””Hello””の3文字目の文字のUnicodeコードポイントを取得するには、次のようにします。

JavaScriptのStringオブジェクトのcharCodeAt()と一緒によく使われる処理

StringオブジェクトのcharCodeAt()は、文字列内の1文字のUnicodeコードポイントを取得するために使用されます。

それと一緒によく使われる処理は、StringオブジェクトのfromCharCode()で、Unicodeコードポイントを文字列に変換する処理です。

これらを組み合わせることで、文字列内の各文字を取得して変換することができます。

使用する上での注意点

– 文字列が空の場合、charCodeAt()はNaNを返します。
– 文字列の長さよりも大きなインデックスを渡すと、charCodeAt()はundefinedを返します。

JavaScriptのStringオブジェクトのcharCodeAt()と似た処理のJSメソッド、違い

codePointAt()と似ていますが、下記違いがあります。

codePointAt()はサロゲートペアを考慮した文字コードを取得する点です。

JavaScriptのStringオブジェクトのcharCodeAt()を使ったサンプルコードの紹介

charCodeAt()のサンプルコード

 

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文字コードを文字に変換するサンプルコード

 

A

JavaScript stringオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのstringオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
charAt() 指定されたインデックス(位置)で文字を返します JavaScriptの文字列(String) chartAtメソッドの使い方
charCodeAt() 指定されたインデックスで文字のユニコードを返します JavaScriptの文字列(String) charCodeAtメソッドの使い方
concat() 2つ以上の結合された文字列を返します JavaScriptの文字列(String) concatメソッドの使い方
endsWith() 文字列が指定された値で終了する場合に返されます JavaScriptの文字列(String) endsWithメソッドの使い方
fromCharCode() Unicode値を文字として返します JavaScriptの文字列(String) fromCharCodeメソッドの使い方
includes() 文字列に指定された値が含まれている場合に返されます JavaScriptの文字列(String) includesメソッドの使い方
indexOf() 文字列内の値の最初の発生のインデックス(位置)を返します JavaScriptの文字列(String) indexOfメソッドの使い方
lastIndexOf() 文字列内の値の最後の発生のインデックス(位置)を返します JavaScriptの文字列(String) lastIndexOfメソッドの使い方
localeCompare() 現在のロケールの2つの文字列を比較します JavaScriptの文字列(String) localCompareメソッドの使い方
match() 文字列を値、または正規表現を検索し、一致を返します JavaScriptの文字列(String) matchメソッドの使い方
repeat() 文字列のコピーが多数ある新しい文字列を返します JavaScriptの文字列(String) repeatメソッドの使い方
replace() 文字列を値または正規表現を検索し、値が置き換える文字列を返します JavaScriptの文字列(String) replaceメソッドの使い方
search() 文字列を値または正規表現を検索し、一致のインデックス(位置)を返します JavaScriptの文字列(String) searchメソッドの使い方
slice() 文字列の一部を抽出し、新しい文字列を返します JavaScriptの文字列(String) sliceメソッドの使い方
split() 文字列を一連のサブストリングに分割します JavaScriptの文字列(String) splitメソッドの使い方
startsWith() 文字列が指定された文字で始まるかどうかを確認します JavaScriptの文字列(String) startWithメソッドの使い方
substr() Start Index(位置)から文字列から多数の文字を抽出します JavaScriptの文字列(String) substrメソッドの使い方
substring() 2つの指定されたインデックス(位置)の間に文字列から文字を抽出します JavaScriptの文字列(String) substringメソッドの使い方
toLocaleLowerCase() ホストのロケールを使用して、小文字に変換された文字列を返します JavaScriptの文字列(String) toLocaleLowerCaseメソッドの使い方
toLocaleUpperCase() ホストのロケールを使用して、大文字に変換された文字列を返します JavaScriptの文字列(String) toLocaleUpperCaseメソッドの使い方
toLowerCase() 小文字に変換された文字列を返します JavaScriptの文字列(String) toLowerCaseメソッドの使い方
toString() 文字列または文字列オブジェクトを文字列として返します JavaScriptの文字列(String) toStringメソッドの使い方
toUpperCase() 大文字に変換された文字列を返します JavaScriptの文字列(String) toUpperCaseメソッドの使い方
trim() 削除された空白で文字列を返します JavaScriptの文字列(String) trimメソッドの使い方
trimEnd() 端から削除されたホワイトスペースで文字列を返します JavaScriptの文字列(String) trimEndメソッドの使い方
trimStart() 削除された空白で文字列を返します JavaScriptの文字列(String) trimStartメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているstringオブジェクトのcharCodeAtメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。

参考にしてみてください。

String.prototype.charCodeAt() - JavaScript | MDN
charCodeAt() メソッドは、指定された位置にある UTF-16 コード単位を表す 0 から 65535 までの整数を返します。
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