近年、DeFiが相当な盛り上がりを見せています。
DeFiの人気に併せるように仮想通貨を利用したレンディングサービスも人気の運用方法になってきています。
筆者もDeFiと世界各国のレンディングサービスのCeFiを利用しており、DeFi、CeFiどちらからも利息を得て運用しています。
DeFiが色々なサービスがあるように、CeFiであるレンディング会社のサービスにも各社特徴があるのです。
レンディング会社は多岐にわたり、他の会社で提供していないサービスや特典を付けることによって差別化を図っているのです。
今回、筆者が実際に各社のレンディングサービスを利用している観点から、レンディング会社の特徴などをまとめてみました。
仮想通貨のレンディングとは?
仮想通貨レンディングサービスとは、顧客が預けた仮想通貨をレンディング会社が運用することによって、利益を得られるサービスの事をさします。
レンディング会社は、顧客から集めた資金を貸し出したり、他商品に投資等を行い、利益を上げます。
レンディングサービスを利用している顧客は仮想通貨を預けるだけで利息を得ることができるメリットがあります。
仮想通貨レンディングの4つの特徴・メリット
仮想通貨レンディングには大きく4つの特徴があります。
特徴1.不労所得(預けているだけで利息が貰える)
仮想通貨レンディングは、非常に簡単な資産運用方法が特徴的です。
仮想通貨を預けるだけで利息を得ることができます。
各レンディング会社の利息は毎日、毎月に分けられ定期的に払い出されます。
払い出された利息は口座に自動で振り込まれ、複利で資金を増やしていく事が出来ます。
やることは預けるだけなので、不労所得を得られる運用方法と言えるでしょう。
特徴2.安定して利益が得られる
仮想通貨に投資し稼ぐ方法はいろいろとあります。
- 仮想通貨を売買することによって利益を得るトレード
- 少ない資金でレバレッジをかけての証拠金トレード
- 先物取引を利用したトレード
- 取引所間での価格差を利用した裁定取引(アービトラージ)
- プログラムを使った自動トレード(Botトレード)
仮想通貨で利益を得る方法はいろいろとあるのですが、どれもリターンとリスクを天秤にかける必要があります。
リスクが最も高いのはレバレッジをかけたトレードです。
レバレッジトレード(証拠金取引)は、リターンも大きいですが、損失するリスクがあります。
場合によっては追証などで投資した資金以上を失うリスクもあります。
現物および先物を使ったトレードも、レバレッジほどではないにしても大きなリスクがあります。
仮想通貨はボラティリティが高いことで有名です。
暴騰、暴落に巻き込まれて投資した資金が大幅に減る可能性があります。
理論上はリスクがないと言われるアービトラージやシステムトレードにも実はリスクがあります。
取引所のシステムは完ぺきではありません。
時に誤った情報(価格情報等)がRestAPIやWebSocketというシステム情報から吐き出されたり、システムがエラーを起こすことが多々発生しているのです。
取引所がエラーを出すたびに公表などしていないため、あまり知られていないですが、エラーは頻繁に発生しているのです。
取引所の情報を鵜呑みにして、アービトラージやBotトレードをしてもうまく決済されず、損失を出す可能性があります。
また裁定取引をしているトレーダーとのオーダーの取り合いが発生し、未約定となってしまい結果的に損失を出してしまうということも多々起こります。
理論上利益が出るように作られたシステムや自動売買ツールも相場環境、システム環境によっては大きな損害を出す可能性があるのです。
上記のように、仮想通貨で利益を出す方法はいくつもありますが、リスクも存在しているのです。
仮想通貨レンディングサービスでは置いておくだけで利息を得ることが出来るのです。
レンディング会社を利用した仮想通貨運用は、他と比較して一番安定して運用することができる投資法なのではないでしょうか。
仮想通貨を運用して利益を得る多くの方法がある中、一番リスクが低い投資方法がレンディング会社で利益を出すことだと言えると筆者は考えています。
特徴3.高利回り
仮想通貨レンディングサービスを利用したサービスでは、預けた仮想通貨によって異なる金利を提供しています。
金利のパターンは各社下記のように設定されています。
- BTC、ETHの主要コイン 低APY
- AVAXなどの新興コイン 高APY
- USDC、USDTなどのステーブルコイン 中APY 10%ほど
金利は株の配当、銀行預金による金利よりも高い金利を提供しています。
筆者も1億円ほどを今回紹介するレンディングサービス会社に分散させて年利10%で年間1,000万円ほどの利息を得る運用をしています。
銀行に預けているだけでは、ここまでの利息を得ることは出来ないでしょう。
今後大手が参入した場合、金利は減っていくことが予想されますが、大手の銀行や企業が参入していないからこそ高金利を享受できているとは思います。
特徴4.ステーブルコイン運用であれば相場の影響を受けない
前述したように仮想通貨は暴騰、暴落が起こりやすいボラティリティが高い投資対象です。
預けて金利を得ても、暴落に巻き込まれた場合、それ以上に損失を出す可能性があります。
しかし、レンディング会社では、各社ステーブルコインでの金利サービスにも対応しています。
ステーブルコインであれば、相場の影響を受けずに運用する事も出来るのです。
仮想通貨レンディングサービスおすすめの15社
それでは、本題に移りたいと思います。
筆者が利用している仮想通貨レンディングサービス会社を紹介していきます。
BlockFi
BlockFiは、2017年にアメリカで設立されたレンディングサービス業界トップの会社です。
ユーザは100万人以上おり、100億ドルの預かり資産を誇っています。
今後アメリカで株式上場も目指しているリーディングカンパニーでもあります。
BlockFiのレンディングサービスの特徴は、大手だけあり信頼性が他よりも高い点です。
またセキュリティに対する意識も高く、預かり資産の95%はコールドウォレットで管理されています。
このため、出金には数日かかるデメリットもありますが、顧客としては信頼できると言えるでしょう。
BlockFiでは独自トークンを発行しておらず、VCからの資金調達や実際の運用で利益を出している点も特徴的と言えるでしょう。
BlockFiのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Nexo
Nexoは2017年にヨーロッパで設立され、現在アメリカにも進出している業界大手のレンディングサービス会社です。
現在ユーザ数は300万人おり、預かり資産は120億ドルと業界でもトップの規模を誇ります。
Nexoが契約している保険は、3億7500万ドルでこちらも業界トップレベルの補償カバー制度を用意しています。
なお、独自のNEXOトークンを発行しており、保有量に合わせてAPYを上げることが可能としている点も特徴的です。
Nexoのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Crypto.com
Crypto.comは2016年に設立され、現在5000万人以上の顧客を抱えるレンディングサービス会社です。
保険の補償額は、先に紹介したNexoよりも2倍ほど高く、業界トップの750Mドルを保険サービスでカバーするとしています。
レンディングサービスを始めたのは、先に紹介したBlockFiやNexoと比較すると後発ですが、ユーザ数は既に2社を超えるまでに成長しています。
Crypto.comの特徴は、多機能そしてマルチチェーン対応です。
業界最多のチェーンに対応しています。
また、カスタマーサポートのレベルやアプリの機能の多さもトップレベルです。
Crypto.com独自のCROトークンの保有量に合わせて、APYを上げるサービスやその他自社製品の特典を多く用意しています。
Crypto.comのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
FTX(BlockFolio)
FTX Earn(BlockFolio)は、FTXが2021年夏より始めた利息サービスです。
大手取引所のFTXがBlockFolioを買収した後に始めたサービスで、大手取引所がバックにいるため信頼性が高い点が特徴です。
利息サービスを利用できる仮想通貨は業界最多で、マルチチェーン対応されている点も特徴的な点と言えるでしょう。
FTX(BlockFolio)のレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Zipmex
Zipmexは2018年に設立された仮想通貨取引所です。
現在、東南アジア3か国(タイ、インドネシア、シンガポール)とオーストラリアでリーガライズされた仮想通貨取引所を運営しています。
このZipmexでは、補助的サービスとして利息サービスを提供しています。
取引所をメインで運営している為、取引所価格で売買することが可能な点が他のレンディング会社と大きく異なる特徴と言えるでしょう。
またZipmexグループの中で最大の取引高、売り上げを上げているZipmex Thailandでは大手銀行からの出資も受けていて信頼性が高いです。
独自のZMTトークンを利用することによってAPYを上げることも可能としています。
Zipmexのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Youhodler
Youhodlerは、2017年に設立されたヨーロッパを中心にレンディングサービスを提供している会社です。
Youhodlerの特徴は、業界トップレベルでAPYが高い事です。
また、BSC対応もされていて、アプリの操作性も他レンディングサービスと比較して高く、使いやすいプラットフォームが特徴的です。
Youhodlerのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
CoinLoan
Coinloanは2017年に設立されたレンディングサービス会社です。
エストニア当局のライセンスを付与されて運営されています。
Coinloanのレンディングサービスの特徴は、Youhodlerと同じく高金利を提供しています。
そして他のレンディング会社にない点として、法定通貨にも利息を与えるサービスを提供している点も大きな特徴と言えるでしょう。
また、CLTトークンというCoinloanの独自トークンがあり、保有量に合わせてAPYを上げることが可能です。
Coinloanレンディングサービスの詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Abra
Abraは2014年アメリカのシリコンバレーで設立された会社です。
Abraの特徴としては、セキュリティが他と異なる体制を取っている事です。
他のレンディングサービス会社と異なり、顧客の仮想通貨ウォレットの秘密鍵を保持していません。
顧客は自分でリカバリーフェーズを管理することが出来るのです。
また、CPRXトークンという独自トークンの保有量に合わせてAPYを上げることが可能な点も特徴と言えるでしょう。
Abraのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
SwissBorg
Swissborgは、2017年にスイスで設立された会社です。
スイスボーグの特徴としては、アプリの完成度が非常に高いです。
他のレンディングサービス会社のアプリと比較してUI,UXが優れていると言えます。
また、Swissborgの独自トークンであるCHSBトークンの保有量に合わせてAPYを上げることが出来る点も特徴と言えるでしょう。
SwissBorgのレンディングサービス詳細は下記を参照ください。
Yield.App
Yield.Appは2020年にアメリカで設立された会社です。
現在はエストニアとセーシェルの金融機関からライセンス付与されて運営しています。
Yield Appは顧客から預かった資金をDeFiに投資することによって利益を出している会社です。
CeFiとDeFiを組み合わせたCeDeFiのサービスを提供している点が特徴と言えるでしょう。
なお、Yield Appの独自トークンであるYLD保有量に合わせてAPYを上げることも可能です。
Yield.Appのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Vauld
Vauldは2018年にシンガポールで設立されたレンディングサービス会社です。
金利の高さは業界トップレベルです。
また、インド人向けのサポートを強化しており、インドの法定通貨であるインドルピーペアのトレード機能を提供しています。
顧客の大半はインド人である点も特徴的な点だと言えるでしょう。
BinanceとはExchangeパートナー契約を結んでおり、BSCにも対応しています。
Vauldのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Ledn
Lednは2018年にカナダで設立された会社です。
利息サービスを使えることが出来る通貨はBTCとUSDCのみで、業界で最も対応コインが少ないです。
しかし、預かり資産は17億ドル(約2000億円)と公表しており、巨額の資金を運営しています。
2021年には7000万ドルの大型資金調達を実施しており、今後期待されているレンディングサービス会社の一つです。
Lednのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Hodlnaut
Hodlnautは2019年に設立されたシンガポール拠点のレンディングサービス会社です。
同じシンガポールのVauldと同じように高APYが特徴です。
共同創業者がエンジニア出身のためHodlnautはモバイルアプリのUI,UXのレベルが高く使いやすい点も特徴と言えるでしょう
Hodlnautのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
Nebeus
Nebeusは2014年にロンドンとスペインで設立された会社です。
2021年よりレンディングサービスを開始しました。
新興のためまだユーザは10万人ほどですが、業界トップの高APYが魅力です。
Nebeusのレンディングサービス詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
HashHub
Hashhubは2018年に日本で設立された会社です。
2021年12月末にHashhubレンディングとしてレンディングサービスを正式ローンチしました。
日本国内の取引所が提供する利息サービスよりも何倍も高いAPYを提供しています。
そして、Hashhubレンディングの金利の高さは、世界トップの会社と比較しても引けを取りません。
日本が世界と戦えるサービスを提供していると筆者は期待しています。
また、完全日本法人のため、日本語で問い合わせできる点も他にはない特徴と言えるでしょう。
Hashhubレンディングの詳細はこちらの記事も参考にしてみてください
CeFiの利息・金利率比較サイト
筆者の別サイトになりますが、下記ページに各レンディング会社の金利率を記載しています。
なお、各レンディングサービス会社の金利は市場動向などに合わせて変動します。
各レンディング会社の特徴まとめ
各レンディング会社の特徴等をまとめておきます。
レンディング会社 | 法人 | カストディ・保険 | 特徴 | 会社規模 |
BlockFi | アメリカ | Gemini
BitGo Coinbase |
・業界最大手 | ◎ |
Nexo | アメリカ | BitGo
Ledger Vault |
・業界大手
・NexoトークンにてAPY上昇 |
◎ |
Crypto.com | アメリカ | Lloyds | ・業界大手
・ユーザ数1000万人 ・CROトークンにてAPY上昇 ・マルチチェーン対応 |
◎ |
FTX(BlockFolio) | アメリカ | 不明 | ・業界大手のFTXがサポート
・1万ドルまでなら高APY ・業界最多の仮想通貨に対応 ・マルチチェーン対応 |
◎ |
Ziipmex | ・タイ
・シンガポール ・インドネシア ・オーストラリア |
BitGo | ・取引所をメインビジネスの為、取引所でトレード可能
・各国で規制に従って運営 ・ZMTトークンでAPY上昇 |
〇
|
Youhodler | スイス
キプロス |
・Ledger Vault
・FireBlocks |
・業界トップレベルの高APY
・BSCチェーン対応 |
〇 |
Coinloan | エストニア | BitGo | ・業界トップレベルの高APY
・CLTトークンでAPY上昇 |
〇 |
Abra | アメリカ | 不明
一部Bittrex |
・独自セキュリティで秘密鍵を自分で管理
・CPRXトークンでAPY上昇 |
〇 |
Swissborg | スイス | 不明 | ・アプリの使い易さは業界トップレベル
・CHSBトークンでAPY上昇 |
〇 |
Yield.App | アメリカ
エストニア セーシェル |
BitGo
Lloyds |
・集めた資金をDeFiで運用
・YLDトークンでAPY上昇 |
〇 |
Vauld | シンガポール | BitGo
Lloyds |
・ステーブルコインは業界トップレベルのAPY
・BSCチェーンに対応 ・インドルピーペアの取引に強い |
〇 |
Ledn | カナダ | BitGo | ・対応している通貨はBTC、USDCのみ | 〇 |
Hodnault | シンガポール | FireBlocks
Nexus Mutual |
・ステーブルコインは業界トップレベルのAPY | △ |
Nebeus | スペイン | BitGo
Lloyds |
・ステーブルコインは業界トップレベルのAPY | △ |
Hashhub | 日本 | BitGo | ・日本トップの金利を提供
・完全日本語対応 |
△ |
仮想通貨レンディングのリスク
仮想通貨のレンディングサービスを利用するうえで理解しておくべきリスクも記載していきたいと思います。
ハッキングリスク
仮想通貨投資をしている場合、全般に言えることですが、ハッキングのリスクがあります。
また、一般的に言って仮想通貨取引所よりもレンディング会社の運営はリスクが高い可能性があります。
仮想通貨取引所はホットウォレットとコールドウォレットの割合比率をしっかりと定めて運営していますが、レンディング会社では、はっきりした規定や業界のルールはありません。
ホットウォレットで運用しているという事は、ネット上に秘密鍵があり、秘密鍵さえハッキングしてしまえばいつでも引き出せる状態にあることを意味します。
預けていた資産がハッキングに合ってしまうリスクがあるのです。
保険がどこまでカバーされるか不明
レンディング会社では、各社保険サービスを提供している会社とパートナー契約をしています。
保険額は100億円規模で多くの金額をカバーするとしています。
しかし、この保険がどこまで適用されるかはハッキリしていません。
基本的にはコールドウォレットで管理されている資金がハッキングされた場合に適用されることが多く、レンディング会社の利息口座で預けている資金がどのように運営、管理されているか定かではない為、ハッキングもしくは損害にあった場合保険が適用されるかは定かではないのです。
レンディングサービス会社が提供している保険は、お守り程度に考えておいた方が良いです。
レンディング会社の倒産リスク
アメリカの大手レンディング会社であったCredは5億ドルの負債を負い、破綻しました。ビジネスはもう続いていません。
Credに預けていた資産は保証されておらず、返金されていません。
会社が運用で損害やハッキングまたは詐欺などに遭い、倒産する可能性があります。
そして、倒産した場合、預けていた資産は返ってこないリスクがあるのです。
暴落による預けた資産価値減少リスク
預けて資産を得ることが出来るレンディングサービスですが、預けていた資産が暴落するリスクがあります。
ステーブルコインで運用する事でこのリスクを避ける事は出来ますが、ステーブルコイン自体も国が発行しているわけではないので、カウンターパーティリスクがあります。
ステーブルコインがドルなどの法定通貨に対してペッグから外れた場合は、預けていた資産が目減りする場合があります。
実際2022年5月にTerraのUSTはUSDのペッグが外れました。USTのレンディングサービスを提供していた会社も多くあり、USTで預けていたユーザは多額の損害を被る結果に陥りました。
どの仮想通貨に投資しても、預けた資産以上の価値が損失する可能性があることを理解しておく必要があります。
レンディングサービスのおすすめ運用方法
これまで紹介したようにレンディングサービスを利用には多くのリスクがあります。
リスクはありますが、安定して利益を出すことが出来るとも言えます。
筆者は、リスク以上にメリットが多いと考え、レンディングサービスを運用しています。
筆者がリスクを抑える方法としては活用している運用方法は下記のとおりです。
投資する金額は余裕資金
まず大前提として、レンディングサービスを利用する資金は余裕資金で行いましょう。
前述したように、仮想通貨レンディングサービスを使った投資法はリスクがあります。
銀行の預金口座保護のように何かあった場合に保証される制度も整っていません。
最悪の場合は、レンディングサービス会社に預けてあった全ての資金を失うリスクがあります。
余裕資金で運用する事が懸命な運用方法だと思います。
レンディングサービスを数社利用して、分散投資する
レンディングサービス会社は世界各国、様々なサービスを提供しています。
今回紹介した会社以外にも多くの会社があり、異なるサービスを提供しています。
会社の信頼度や財務など多種多様です。
ハッキングされてしまう可能性はどの会社にもあり得るので、どこの会社が安全という事はないです。
どんなにセキュリティレベルが高くてもハッキングされる可能性は否定できません。
万が一ハッキングなどで資産を取り戻せなくなった場合、一つの会社に多額の資金を置いているとそれだけで資産がすべてなくなってしまいます。
資産規模に応じて数社くらいに分けて資産分散が良いと思います。
市場の動向を細かくチェックしておく
仮想通貨全般に言えることですが、市場動向や会社の状況を良くチェックしておきましょう。
レンディングサービス会社が何か新しいサービスを始めたか?
資金調達を行ったか?何か問題があったか?
ステーブルコインであれば、USDTとUSDCはどちらが信頼出来るのか?
仮想投資をするうえでトークンを発行する会社やコインの発行元などの情報を調べることは必須です。
仮想通貨はブロックチェーン技術を使用しており、株や為替よりも透明性が高い特徴があります。
ブロックチェーンのトランザクションを追っていけば、どのような形で運用されているか、需要があるのか、その他色々な情報を分析できます。
この分析をオンチェーン分析というのですが、分析を行う事でもどのようなリスクがあるのか?リスクを許容できるのかなどをある程度把握する事が出来ます。
分析や調査はツイッターやブロックチェーンエクスプローラーなどでも可能です。
投資している会社やコインの最新情報は常に追い、何かしら怪しいと感じた点があれば資産を引き出すなどを行えばリスクを抑えられるでしょう。
最後に
レンディングサービスは、安定して利益を出すことで不労所得を得られます。
しかし、レンディングサービスにはリスクがあります。
リスクを理解しながら、自分が出来る範囲で色々な会社のサービスに分散投資をして運用するのが良いのではないでしょうか。