JavaScriptのMathオブジェクト tan(x) メソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのMathオブジェクトのtan(x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのMathオブジェクトとは?

math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのMathオブジェクトのtan(x)概要

Mathオブジェクトのtan(x)は、引数xのラジアン値の正接を返します。

構文、使い方

構文: Math.tan(x)

使い方: xに弧度法で表した角度を渡し、その角度のtan(正接)を返す。

引数について

tan(x)の引数は、ラジアン(radian)の値です。

返り値について

Math.tan(x)は、xのラジアン値に対する正接(タンジェント)の値を返します。

このメソッドを利用した便利なテクニック

Mathオブジェクトのtan(x)を使うと、三角関数の値を簡単に求めることができます。

また、tan(x)を使って、任意の角度の三角形の辺の長さを求めることもできます。

現場で実際にどのように使われているか

Mathオブジェクトのtan(x)は、xの値をラジアンで渡して、そのラジアンのタンジェント値を返す関数です。

例えば、Math.tan(Math.PI/4)を実行すると、1を返します。

これは、90度の角度のタンジェント値が1であることを意味します。

この関数は、三角関数を計算する際に使用されます。

JavaScriptのMathオブジェクトのtan(x)と一緒によく使われる処理

Math.cos(x)と一緒に使われることが多いです。

なぜなら、tan(x)はcos(x)を使って定義されているからです。

使用する上での注意点

– tan(x)はラジアン単位で入力する必要があります。

JavaScriptのMathオブジェクトのtan(x)と似た処理のJSメソッド、違い

Math.sin(x)とMath.cos(x)に似ていますが、下記の違いがあります。

  • Math.tan(x)は三角関数のタンジェントを計算するメソッド
  • Math.sin(x)とMath.cos(x)はそれぞれサインとコサインを計算するメソッドです。
  • Math.tan(x)はMath.sin(x)とMath.cos(x)を使用して計算されます
  • Math.sin(x)とMath.cos(x)はそれぞれ独立して計算されます

JavaScriptのMathオブジェクトのtan(x)を使ったサンプルコードの紹介

tan(x)を使ったサンプルコード1

 

1.6197751905438615

tan(x)を使ったサンプルコード2

 

Infinity

tan(x)を使ったサンプルコード3

 

-1.6197751905438615

JavaScript mathオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
abs(x) xの絶対値を返します JavaScriptのMathオブジェクト absメソッドの使い方
acos(x) ラジアンのXのアークコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acosメソッドの使い方
acosh(x) xの双曲線アルコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acoshメソッドの使い方
asin(x) ラジアンでXのアークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinメソッドの使い方
asinh(x) xの双曲線アークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinhメソッドの使い方
atan(x) -PI/2とPI/2ラジアンの間の数値としてXのarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atanメソッドの使い方
atan2(y, x) その議論の商のarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atan2メソッドの使い方
atanh(x) xの双曲線の角膜を返します JavaScriptのMathオブジェクト atanhメソッドの使い方
cbrt(x) xの立方体を返します JavaScriptのMathオブジェクト cbrtメソッドの使い方
ceil(x) Xを返し、最寄りの整数に上方に丸みを帯びます JavaScriptのMathオブジェクト ceilメソッドの使い方
cos(x) xのコサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト cosメソッドの使い方
cosh(x) xの双曲線コサインを返します JavaScriptのMathオブジェクト coshメソッドの使い方
exp(x) 例の値を返します JavaScriptのexpオブジェクト absメソッドの使い方
floor(x) Xを返し、下方に下向きに最寄りの整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト floorメソッドの使い方
log(x) xの自然対数(ベースE)を返します JavaScriptのMathオブジェクト logメソッドの使い方
max(x, y, z, …, n)
数値を最高の値で返します JavaScriptのMathオブジェクト maxメソッドの使い方
min(x, y, z, …, n) 数値を最低値で返します JavaScriptのMathオブジェクト minメソッドの使い方
pow(x, y) xの値をyの力に返します JavaScriptのMathオブジェクト powメソッドの使い方
random() 0〜1の間の乱数を返します JavaScriptのMathオブジェクト randomメソッドの使い方
round(x) xを最も近い整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト roundメソッドの使い方
sign(x) xが負、null、または正の場合に戻ります(-1、0、1) JavaScriptのMathオブジェクト signメソッドの使い方
sin(x) xのサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト sinメソッドの使い方
sinh(x) xの双曲線サインを返します JavaScriptのMathオブジェクト sinhメソッドの使い方
sqrt(x) xの平方根を返します JavaScriptのMathオブジェクト sqrtメソッドの使い方
tan(x) 角度の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanメソッドの使い方
tanh(x) 数の双曲線の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanhメソッドの使い方
trunc(x) 数字(x)の整数部分を返します JavaScriptのMathオブジェクト truncメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのtanメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。

Math.tan() - JavaScript | MDN
Math.tan() 関数は、数値のタンジェントを返します。
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