JavaScriptのMathオブジェクト acosh(x) メソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのMathオブジェクトのacosh(x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのMathオブジェクトとは?

math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのMathオブジェクトのacosh(x)概要

Math.acosh(x)は、xの双曲線余弦の逆関数を返します。xの値が1以上である必要があります。

構文、使い方

構文:Math.acosh(x)
使い方:xの双曲線逆余弦(双曲線ハイパボリックコサイン)を計算します。

引数について

acosh(x)は、xが正の実数の場合、xの双曲線逆余弦(inverse hyperbolic cosine)を返します。

返り値について

acosh(x)は、xが正の実数の場合、xの自然対数の双曲線余弦の値を返します。

このメソッドを利用した便利なテクニック

Mathオブジェクトのacosh(x)を使うと、xの平方根を求めることができます。

例えば、xの2乗を求めるには、acosh(x * x)を使うことができます。

現場で実際にどのように使われているか

Mathオブジェクトのacosh(x)は、xの双曲線余弦の逆関数であり、xの値を入力すると、その値の双曲線余弦の値を返します。

実際には、三角関数の計算で使用されます。

例えば、角度θを双曲線余弦の値から求める場合、θ = acosh(x)となります。

JavaScriptのMathオブジェクトのacosh(x)と一緒によく使われる処理

Math.abs(x)を使うことが多いです。

なぜなら、acosh(x)はxが1以上でないときにNaNを返すからです。

Math.abs(x)を使うことで、xが負の場合にはNaNを返さずに絶対値を返すことができます。

使用する上での注意点

xは正の値である必要があります。

JavaScriptのMathオブジェクトのacosh(x)と似た処理のJSメソッド、違い

Math.asinh(x)と似ていますが、下記の違いがあります。

  • acosh(x)は、xが1以上の場合にのみ有効
  • asinh(x)は、xが負の値でも有効

JavaScriptのMathオブジェクトのacosh(x)を使ったサンプルコードの紹介

Mathオブジェクトのacosh(x)を使ったサンプルコード1

1.3169578969248166

Mathオブジェクトのacosh(x)を使ったサンプルコード2

 

1.762747174039086

Mathオブジェクトのacosh(x)を使ったサンプルコード3

 

2.0634370688929347

JavaScript mathオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
abs(x) xの絶対値を返します JavaScriptのMathオブジェクト absメソッドの使い方
acos(x) ラジアンのXのアークコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acosメソッドの使い方
acosh(x) xの双曲線アルコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acoshメソッドの使い方
asin(x) ラジアンでXのアークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinメソッドの使い方
asinh(x) xの双曲線アークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinhメソッドの使い方
atan(x) -PI/2とPI/2ラジアンの間の数値としてXのarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atanメソッドの使い方
atan2(y, x) その議論の商のarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atan2メソッドの使い方
atanh(x) xの双曲線の角膜を返します JavaScriptのMathオブジェクト atanhメソッドの使い方
cbrt(x) xの立方体を返します JavaScriptのMathオブジェクト cbrtメソッドの使い方
ceil(x) Xを返し、最寄りの整数に上方に丸みを帯びます JavaScriptのMathオブジェクト ceilメソッドの使い方
cos(x) xのコサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト cosメソッドの使い方
cosh(x) xの双曲線コサインを返します JavaScriptのMathオブジェクト coshメソッドの使い方
exp(x) 例の値を返します JavaScriptのexpオブジェクト absメソッドの使い方
floor(x) Xを返し、下方に下向きに最寄りの整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト floorメソッドの使い方
log(x) xの自然対数(ベースE)を返します JavaScriptのMathオブジェクト logメソッドの使い方
max(x, y, z, …, n)
数値を最高の値で返します JavaScriptのMathオブジェクト maxメソッドの使い方
min(x, y, z, …, n) 数値を最低値で返します JavaScriptのMathオブジェクト minメソッドの使い方
pow(x, y) xの値をyの力に返します JavaScriptのMathオブジェクト powメソッドの使い方
random() 0〜1の間の乱数を返します JavaScriptのMathオブジェクト randomメソッドの使い方
round(x) xを最も近い整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト roundメソッドの使い方
sign(x) xが負、null、または正の場合に戻ります(-1、0、1) JavaScriptのMathオブジェクト signメソッドの使い方
sin(x) xのサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト sinメソッドの使い方
sinh(x) xの双曲線サインを返します JavaScriptのMathオブジェクト sinhメソッドの使い方
sqrt(x) xの平方根を返します JavaScriptのMathオブジェクト sqrtメソッドの使い方
tan(x) 角度の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanメソッドの使い方
tanh(x) 数の双曲線の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanhメソッドの使い方
trunc(x) 数字(x)の整数部分を返します JavaScriptのMathオブジェクト truncメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのacoshメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。

Math.acosh() - JavaScript | MDN
Math.acosh() 関数は、数値の双曲線余弦 (ハイパーボリックアークコサイン) を返します。
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