JavaScriptのMathオブジェクト exp(x) メソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのMathオブジェクトのexp(x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのMathオブジェクトとは?

math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのMathオブジェクトのexp(x)概要

exp(x)は、xを底とする指数関数e^xを返します。

構文、使い方

exp(x)は、xのe(ネイピア数)乗を返すJavaScriptのMathオブジェクトの構文です。使い方は、以下のようになります。

引数について

exp(x)の引数xは、底eのx乗を表します。

返り値について

exp(x)は、eのx乗を返します。

eは自然対数の底であり、約2.71828です。

このメソッドを利用した便利なテクニック

Math.exp(x)を使って、任意の数値xを底e(2.718…)のべき乗に変換することができます。

これは、複雑な数学的な計算を簡単に行うために役立ちます。

例えば、任意の数値xを底eのべき乗に変換して、それを他の数値yと比較することができます。

現場で実際にどのように使われているか

Mathオブジェクトのexp(x)は、xのe乗を計算するために使用されます。

例えば、2のe乗を計算するには、Math.exp(2)を使用します。

JavaScriptのMathオブジェクトのexp(x)と一緒によく使われる処理

Math.log(x)との組み合わせで、exp(x)とlog(x)の関係式を利用してxの値を求める処理がよく使われます。

なぜなら、exp(x)とlog(x)の関係式を利用することで、xの値を簡単に求めることができるからです。

使用する上での注意点

exp(x)は、eをx乗した値を返します。

xには数値を指定してください。負の値を指定した場合、0より小さな値が返される可能性があります。

JavaScriptのMathオブジェクトのexp(x)と似た処理のJSメソッド、違い

Math.pow(x, y)と似ていますが、下記の違いがあります。

  • Math.pow(x, y):xをy乗した結果を返す
  • Math.exp(x):eをx乗した結果を返す

JavaScriptのMathオブジェクトのexp(x)を使ったサンプルコードの紹介

Math.exp(x)のサンプルコード1

 

7.38905609893065

Math.exp(x)のサンプルコード2

0.36787944117144233

JavaScript mapオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
abs(x) xの絶対値を返します JavaScriptのMathオブジェクト absメソッドの使い方
acos(x) ラジアンのXのアークコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acosメソッドの使い方
acosh(x) xの双曲線アルコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acoshメソッドの使い方
asin(x) ラジアンでXのアークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinメソッドの使い方
asinh(x) xの双曲線アークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinhメソッドの使い方
atan(x) -PI/2とPI/2ラジアンの間の数値としてXのarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atanメソッドの使い方
atan2(y, x) その議論の商のarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atan2メソッドの使い方
atanh(x) xの双曲線の角膜を返します JavaScriptのMathオブジェクト atanhメソッドの使い方
cbrt(x) xの立方体を返します JavaScriptのMathオブジェクト cbrtメソッドの使い方
ceil(x) Xを返し、最寄りの整数に上方に丸みを帯びます JavaScriptのMathオブジェクト ceilメソッドの使い方
cos(x) xのコサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト cosメソッドの使い方
cosh(x) xの双曲線コサインを返します JavaScriptのMathオブジェクト coshメソッドの使い方
exp(x) 例の値を返します JavaScriptのexpオブジェクト absメソッドの使い方
floor(x) Xを返し、下方に下向きに最寄りの整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト floorメソッドの使い方
log(x) xの自然対数(ベースE)を返します JavaScriptのMathオブジェクト logメソッドの使い方
max(x, y, z, …, n)
数値を最高の値で返します JavaScriptのMathオブジェクト maxメソッドの使い方
min(x, y, z, …, n) 数値を最低値で返します JavaScriptのMathオブジェクト minメソッドの使い方
pow(x, y) xの値をyの力に返します JavaScriptのMathオブジェクト powメソッドの使い方
random() 0〜1の間の乱数を返します JavaScriptのMathオブジェクト randomメソッドの使い方
round(x) xを最も近い整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト roundメソッドの使い方
sign(x) xが負、null、または正の場合に戻ります(-1、0、1) JavaScriptのMathオブジェクト signメソッドの使い方
sin(x) xのサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト sinメソッドの使い方
sinh(x) xの双曲線サインを返します JavaScriptのMathオブジェクト sinhメソッドの使い方
sqrt(x) xの平方根を返します JavaScriptのMathオブジェクト sqrtメソッドの使い方
tan(x) 角度の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanメソッドの使い方
tanh(x) 数の双曲線の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanhメソッドの使い方
trunc(x) 数字(x)の整数部分を返します JavaScriptのMathオブジェクト truncメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのexpメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。

Math.exp() - JavaScript | MDN
Math.exp() 関数は ex (x は引数、 e はオイラー数 (ネイピア定数とも)、自然対数の底) を返します。
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