JavaScriptのMathオブジェクトのsign(x)メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。
JavaScriptのMathオブジェクトとは?
math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。
それでは、次に本題の説明に移ります。
JavaScriptのMathオブジェクトのsign(x)概要
Math.sign()は、引数xが正の場合は1、負の場合は-1、0の場合は0を返します。
構文、使い方
構文: Math.sign(x)
使い方: 数値xの符号を取得する。
xが正の場合は1、負の場合は-1、0の場合は0を返す。
引数について
sign(x)は、引数xが正の場合は1、負の場合は-1、0の場合は0を返します。
返り値について
Math.sign()は、引数xが正の数なら1、負の数なら-1、0なら0を返します。
このメソッドを利用した便利なテクニック
Math.sign()を使って、数値を正負に分類することができます。
例えば、以下のようなコードを使用することで、数値を正負に分類することができます。
1 2 3 4 |
let num = -5; let result = Math.sign(num); // result = -1 |
現場で実際にどのように使われているか
Math.sign()は、数値の引数xが正の場合は1、負の場合は-1、0の場合は0を返す関数です。
現場では、数値の値が正か負かを判定するために使われます。
例えば、ユーザーが入力した値が正か負かを判定したい場合などに使用されます。
JavaScriptのMathオブジェクトのsign(x)と一緒によく使われる処理
Math.abs(x)との組み合わせで、xの絶対値を取得するためです。
sign(x)はxの符号を取得する関数なので、その絶対値を取得するためにMath.abs(x)を使用します。
使用する上での注意点
Math.sign()は、引数xが正の場合に1を、負の場合に-1を、0の場合に0を返します。
NaNの場合はNaNを返します。
また、引数xが数値以外の場合は、Number()を使用して数値に変換します。
JavaScriptのMathオブジェクトのsign(x)と似た処理のJSメソッド、違い
Math.abs(x)と似ていますが、下記の違いがあります。
- Math.sign(x):xが0なら0、正なら1、負なら-1を返す。
- Math.abs(x):xの絶対値を返す。
違い:Math.sign(x)はxの符号を返すが、Math.abs(x)はxの絶対値を返す。
JavaScriptのMathオブジェクトのsign(x)を使ったサンプルコードの紹介
Mathオブジェクトのsign(x)を使ったサンプルコード
1 2 3 4 |
// sign(x)を使って正負を判定 let x = -3; let result = Math.sign(x); console.log(result); |
Mathオブジェクトのsign(x)を使ったサンプルコード2
1 2 3 4 |
// sign(x)を使って0を判定 let x = 0; let result = Math.sign(x); console.log(result); |
Mathオブジェクトのsign(x)を使ったサンプルコード3
1 2 3 4 |
// sign(x)を使って正の数を判定 let x = 3; let result = Math.sign(x); console.log(result); |
[-simterm] 1 [/simterm]
JavaScript Mathオブジェクトの他メソッドについて
JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください
また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのsignメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。