JavaScriptのMathオブジェクト random() メソッドの使い方

プログラミング

JavaScriptのMathオブジェクトのrandom()メソッドについて記載します。
概要、実際のサンプルコードを交えて構文などの使い方をまとめてみました。

JavaScriptのMathオブジェクトとは?

math オブジェクトは、数学定数および関数のプロパティとメソッドを持つ、組み込みのオブジェクトです。
他のグローバルオブジェクトとは異なり、関数オブジェクトではありません。
Math は Number 型で動作し、すべてのプロパティとメソッドは静的で、Math をオブジェクトとして作成せずに使用することによって呼び出すことができます。

それでは、次に本題の説明に移ります。

JavaScriptのMathオブジェクトのrandom()概要

Mathオブジェクトのrandom()は、0以上1未満の乱数を生成するメソッドです。

構文、使い方

構文: Math.random()

使い方: Math.random()を使用すると、0以上1未満の範囲の乱数を取得できます。

引数について

Math.random()は、0以上1未満の乱数を返します。

引数を指定しない場合は、0以上1未満の乱数を返します。

返り値について

Mathオブジェクトのrandom()は、0以上1未満の疑似乱数を返します。

このメソッドを利用した便利なテクニック

Mathオブジェクトのrandom()を使って、ランダムな数値を取得することができます。

例えば、0から1までのランダムな数値を取得するには、次のようにします。

現場で実際にどのように使われているか

Mathオブジェクトのrandom()は、0以上1未満の範囲の乱数を生成するために使用されます。

例えば、ランダムな数値を生成したり、ランダムな順序で配列の要素を並べ替えたりするために使用されます。

JavaScriptのMathオブジェクトのrandom()と一緒によく使われる処理

Math.floor(Math.random() * n):これは、0からn-1までのランダムな整数を生成するために使用されます。

なぜなら、Math.random()は0から1未満のランダムな浮動小数点数を生成するため、Math.floor()を使用して整数に変換する必要があるからです。

使用する上での注意点

– Math.random()は0~1未満の小数をランダムに返します。
– 結果を整数に変換する場合は、Math.floor()やMath.ceil()などを使用してください。

JavaScriptのMathオブジェクトのrandom()と似た処理のJSメソッド、違い

Math.floorと似ていますが、下記の違いがあります。

  • Math.random():0以上1未満のランダムな数値を返す
  • Math.floor():引数の小数点以下を切り捨てて整数を返す

JavaScriptのMathオブジェクトのrandom()を使ったサンプルコードの紹介

Math.random()を使ったサンプルコード1

0.9446650904464862

Math.random()を使ったサンプルコード2

 

3.8142888170984587

Math.random()を使ったサンプルコード3

 

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JavaScript stringオブジェクトの他メソッドについて

JavaScriptのmathオブジェクトの他メソッドについては、下記記事にもまとめていますので参考にしてみてください

メソッド名 機能 リンク
abs(x) xの絶対値を返します JavaScriptのMathオブジェクト absメソッドの使い方
acos(x) ラジアンのXのアークコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acosメソッドの使い方
acosh(x) xの双曲線アルコシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト acoshメソッドの使い方
asin(x) ラジアンでXのアークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinメソッドの使い方
asinh(x) xの双曲線アークシンを返します JavaScriptのMathオブジェクト asinhメソッドの使い方
atan(x) -PI/2とPI/2ラジアンの間の数値としてXのarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atanメソッドの使い方
atan2(y, x) その議論の商のarctangentを返します JavaScriptのMathオブジェクト atan2メソッドの使い方
atanh(x) xの双曲線の角膜を返します JavaScriptのMathオブジェクト atanhメソッドの使い方
cbrt(x) xの立方体を返します JavaScriptのMathオブジェクト cbrtメソッドの使い方
ceil(x) Xを返し、最寄りの整数に上方に丸みを帯びます JavaScriptのMathオブジェクト ceilメソッドの使い方
cos(x) xのコサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト cosメソッドの使い方
cosh(x) xの双曲線コサインを返します JavaScriptのMathオブジェクト coshメソッドの使い方
exp(x) 例の値を返します JavaScriptのexpオブジェクト absメソッドの使い方
floor(x) Xを返し、下方に下向きに最寄りの整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト floorメソッドの使い方
log(x) xの自然対数(ベースE)を返します JavaScriptのMathオブジェクト logメソッドの使い方
max(x, y, z, …, n)
数値を最高の値で返します JavaScriptのMathオブジェクト maxメソッドの使い方
min(x, y, z, …, n) 数値を最低値で返します JavaScriptのMathオブジェクト minメソッドの使い方
pow(x, y) xの値をyの力に返します JavaScriptのMathオブジェクト powメソッドの使い方
random() 0〜1の間の乱数を返します JavaScriptのMathオブジェクト randomメソッドの使い方
round(x) xを最も近い整数に丸めます JavaScriptのMathオブジェクト roundメソッドの使い方
sign(x) xが負、null、または正の場合に戻ります(-1、0、1) JavaScriptのMathオブジェクト signメソッドの使い方
sin(x) xのサインを返します(xはラジアンです) JavaScriptのMathオブジェクト sinメソッドの使い方
sinh(x) xの双曲線サインを返します JavaScriptのMathオブジェクト sinhメソッドの使い方
sqrt(x) xの平方根を返します JavaScriptのMathオブジェクト sqrtメソッドの使い方
tan(x) 角度の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanメソッドの使い方
tanh(x) 数の双曲線の接線を返します JavaScriptのMathオブジェクト tanhメソッドの使い方
trunc(x) 数字(x)の整数部分を返します JavaScriptのMathオブジェクト truncメソッドの使い方

また、JavaScriptの公式ドキュメントであるMDNで記載されているmathオブジェクトのgetメソッドについても補足としてリンクを貼っておきます。参考にしてみてください。

Math.random() - JavaScript | MDN
Math.random() 関数は、 0 以上 1 未満 (0 は含むが、 1 は含まない) の範囲で浮動小数点の擬似乱数を返します。その範囲ではほぼ均一な分布で、ユーザーは範囲の拡大をすることができます。実装側で乱数生成アルゴリズムの初期シードを選択します。ユーザーが初期シードを選択、またはリセットすることは出来ませ...
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